今日は、シエントで一番高価なソックスをご紹介します。
1892年創業のCORGI HOSIERY(コーギ・ホージリー)社のボーダーソックスです。
3年位前から秋冬の定番として展開しており、一部に熱心なファンもいます。
カタカナだと「コーギ」と表記されていることが多いようですが、
昔から慣れ親しんだ「コーギー」と呼ばせていただきます。
コーギーは、1892年に英国サウス・ウェールズで創業したニットメーカーです。
創業当時のウェールズ地方は炭鉱が主な産業であり、そこで働く労働者たちに
暖かいロングソックスを履かせたいという思いからハンドメイドの靴下の製造を
開始しました。
HOSIERY(ホージリー)とは、英語で「靴下」という意味です。
やがて優れた品質のコーギー・ソックスは、人々が教会へ出かける際に着用する晴れ着の
ひとつとして愛用されるようになり、軍隊用ソックスにも選ばれ大量に生産されるように
なりました。
第二次世界大戦が終わる頃に生産を始めたアーガイル柄のソックスが、米国から来た
ブルックス・ブラザーズのバイヤーの目に留まり、市場が世界へと広がりました。
1960年頃からは、ハンドフレームによるインターシャのニットウェアの生産を始めます。
1988年には、10年間に及びチャールズ皇太子がニットウェアとソックスを愛用した
実績に基づき、ロイヤル・ワラント(喪失御用達認定証)が認められました。
コーギーのロゴマークと一緒に並んでいる「3つの羽の紋章」は、
プリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)の紋章です。
コーギーのソックスは、21世紀になっても、ずっと昔ながらの手作りにこだわっています。
ほとんどのメーカーが機械により大量生産する中、コーギーは今でも職人による手作りに
こだわっています。
特にケーブル、インターシャにて柄の入ったソックスは、一足一足最初から最後まで
ハンドメイドです。
ボーダー柄などは一部機械を導入していますが、つま先部分については職人が手で
リンキングすることにより、ゴツゴツとした感触が残らないようにしています。
ご紹介するコーギーソックスは、似たようなボーダー柄のものより少し値段が高いかも
しれません。
その理由は、通常のものに比べて3インチほど長くしてあります。
これは、編み上げのブーツなどにも合わせやすいように十分な長さを確保したからです。
また、少し弛んだ時の感じも考慮しました。
もう一つの理由は、普通はソフトコットンと呼ばれる通常の素材が多いのですが、
シエントで扱っているコーギーは「マーセライズ・コットン」が使われています。
「マーセラズ・コットン」とは、マーセライズ加工がされたもので、
特徴としては、シルクのような光沢感、風合い。
同時に収縮率が安定し、シワや型崩れのしにくい防縮性をを持っています。
店頭で手にとって頂ければ、すぐに納得いただけると思います。
コーギーソックス ¥3,885−(税込)
毎回ご好評頂いております絶妙な配色をご覧下さい。