今シーズンは空前のスニーカーブームとも言える状況で、
様々なブランドから色んなテイストのスニーカーが発売されています。
当然、当ブログでもスニーカーの登場回数も多くいずれも好評を頂いております。
そんな中、今日はスニーカーの基本製法とも言えるバルカナイズ製法に拘った
純国産のスニーカー「SPINGLE MOVE(スピングルムーブ)」、
それも最も定番の「SPM-110」にスポットを当ててみたいと思います。
SPINGLE MOVE (スピングルムーブ) SPM-110 ¥17,000+tax
スピングルムーブの特色として、ソールがそり上がってアッパーを巻き込んでいる
この独特のデザインにあります。
見た目はもちろんこと、底とアッパーの結合が強く、底がはがれにくい、
型崩れしにくい、といった機能性も備えたこのフォルムは、「バルカナイズ製法」によって作られます。
「バルカナイズ製法」とは、ゴム底と靴本体を接着し、硫黄を加えた釜で熱と圧力をかける製法で、
170年以上も前の1839年に、アメリカの発明家チャールズ・グットイヤーが発明した、
まさに「スニーカーの基本製法」なのです。
バルカナイズ製法は基本的に手作業のため、想像以上に労力と手間がかかり生産効率が悪く、
その数は激減し、現在では国内でバルカナイズ製法を行っているのは三社のみ、と言われています。
スピングルムーブのコダワリはバルカナイズ製法だけではありません。
中敷きには天然のラテックスラバーを採用。
復元力が強く、足を包み込むような柔らかさが継続します。
インソールの下の中底には化粧品のパフにも使われる素材が使用されています。
カカトのカウンターには、革靴で通常使われるホットメルトを使用。
踵を固定するため長時間歩いても踵がぶれないので疲れにくくなっています。
アッパー素材には、カンガルーレザーをはじめとするレザーが中心に使われています。
釜の高温に耐えられかなど、様々な試験をクリアする、厳選された皮革のみを使用しています。
一見細身に見えますが、実際履いてみると窮屈感もあまりなく、足に適度にフィットします。
左から LIGHT BLUE LIGHT GREEN NAVY
今シーズンはニューカラーを中心に展開しております。
店頭にないカラーやサイズもお取寄せ可能ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。
バルカナイズ製法によるコダワリの履き心地を是非お試し下さい。