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鞣し(なめし)のお話  〜「皮」と「革」〜

JUGEMテーマ:ファッション

 

 

皮を鞣す(なめす)という言葉がありますが、一般の方に鞣しという意味を

 

質問しても、分からない方が多いでしょう。

 

「皮」と「革」は何が違うのか? など、皮革そのものに関しても

 

あやふやなことが多いと思います。

 

そこで今回は、皮革の鞣しについてのお話をしたいと思います。

 

今回は、商品の紹介が一切出てきませんのでご了承下さい。

 

 

まず、皮を鞣すというのは、どのようなことなのでしょうか?

 

動物の皮は、柔軟性に富み非常に丈夫ですが、そのまま使用するとすぐに腐敗したり、

 

乾燥すると板のように硬くなり、柔軟性がなくなります。

 

この大きな欠点を、樹液や種々の薬品を使って取り除く方法を「鞣し」と言います。

 

つまり鞣してない状態を「皮」と呼び、鞣したものを「革」と呼び区別しています。

 

動物の皮は、未加工の場合は腐り、固くなるので、製品として使えるようにする作業が鞣しです。

 

これは、古代から伝わる人類の知恵と技術ですが、現代においてはいくつかの方法があります。

 

その代表的なものが「クロムなめし」と「タンニンなめし」です。

 

クロムなめしは人工的な化学薬品(クロム化合物)を使ってなめす方法です。

 

作業時間が短く、皮革そのものの仕上りもソフトかつ耐久性が高いため現在はクロムなめしが主流です。

 

それに対して、古くからの技法であるタンニンなめしは、天然植物の渋であるタンニンを使って鞣す方法です。

 

渋なめしや、ベジタブルタンニンなめしとも呼ばれています。

 

タンニンなめしは効率の悪さなどが理由で一時は廃れかけましたが、近年のエコロジーブームの中、

 

人にも環境にもやさしく、皮革の自然な風合いを楽しめることから、再評価され人気が高まっています。

 

 

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クロムなめしは、比較的伸びやすく、かつ柔らかく仕上がるのに対し、

 

タンニンなめしは少々固く、それほど伸びません。

 

ただし、タンニンなめしはお手入れをしながら使い込むと、柔軟性や美しい光沢感が出てきます。

 

耐久性は、クロムなめしのほうが熱に強く、キズがつきにくく、

 

経年変化による変色や劣化がしにくい特長があります。

 

このように加工のしやすさ、安定度、コスト面においてはクロムなめしに軍配があがります。

 

しかし、天然皮革がもつ表情の美しさや、長く使うことで醸し出てくる皮革製品の味=革のエイジングを

 

より楽しみたいのであれば、タンニンなめしということになります。

 

 

クロムなめしにも、タンニンなめしにもそれぞれの長所、短所がありますので、

 

どちらが良い、悪いということはありません。

 

製造工程や製品にあった使い方やお手入れをして、皮革製品を楽しんでほしいと思います。

 

 

RIMG3030 (600x450).jpg

 

 

「皮」は鞣す(なめす)ことによって、はじめて「革」と呼ばれます。

 

そして、「革」で包む(つつむ)とかいて、「鞄(かばん)」。

 

「革」が化ける(ばける)ことによって「靴(くつ)」が生まれるのです。

 

 

| R&D | 11:58 | - | - |